持ち株会社が統廃合されたらその株ってどうなるの?
こんぬつは、magoPです。
今日のテーマはタイトル通り。
「持ち株会社が統廃合されてしまったら、その株はどうなってしまうのか。」
これについてお話していきたいと思います。
目次【持ち株会社が統廃合されたらその株ってどうなるの?】
- これを書くに至った経緯(「10年後に地方銀行の6割赤字」というニュースを見て)
- 持ってた株の会社が統合されてしまった!!
- 子会社化する場合
- 完全子会社化する場合
- 合併や持ち株会社の傘下に入る場合
- まとめ
これを書くに至った経緯
朝ニュースを見ているとこんな記事を見つけました。
「10年後に地方銀行の6割赤字」
いやいやいや、まさかね。
と思って記事を読んでいると、どうやら本当らしいです。
企業の借り入れ需要がこれまでと同じペースで減り続けた場合、
貸出残高の伸びが鈍化する一方、企業業績の悪化により、
貸し倒れに備える信用コストは増加。
赤字の地銀は現状の1%から増加傾向となり、10年後には58%に達すると試算した。(引用元 共同通信)
これから僕はこんな風に思いました。
「それって、銀行が倒産するか、統廃合されるんじゃね?」
「だとしたら、その持ってた株ってどうなるんだ?」
これらの思いが、今日書くに至った経緯です。
持ってた株の会社が統合されてしまった!!
それでは本題に入りましょう。
ポジティブな買収なら問題ないと思います。
(売上が今後伸びそうだから、吸収しておこう。的な。)
しかし、倒産目前で他の会社に買収された場合、結構ネガティブな買収のされ方ですよね。
そうなった場合、保有していた株はどうなってしまうのでしょうか。
(今回は、保有している株の会社が買収された場合。)
それは、買収した企業をどうするかによって変わってきます。
子会社化する場合
子会社化(株式を50%以上持つか、取締役を多く送り込んで実質支配している)するのであれば、
上場は維持される場合がほとんどです。
親会社となる企業がきちんとしていれば、売り上げアップが見込めて株価は上昇する可能性が高いです。
上場廃止となっても倒産とは違いますので、株価は下がらない可能性が高いです。
完全子会社化する場合
もし完全子会社化(株式を100%持つ)されれば上場は廃止されます。
その前にTOB(株式公開買い付け)が行われて、市場に出回っている株を回収します。
TOBに応募する人を増やす目的で、市場価格より高い価格で買い付けるのが一般的です。
もしこれに応募しないで株を持ち続けても、
臨時株主総会で定款を変更し株に全部取得条項を付して、
すべての株を強制的に買い取ることになります。
合併や持株会社の傘下に入る場合
合併の場合や持株会社の傘下に入る場合は、元の企業や○○HDといった持株会社の株と交換となる場合が多いです。
この場合、交換比率によっては株価が大きく動きます。
元の企業1株につき、新しい企業の株が何株割り当てられるかによるのです。
投資家に不利益が出ないようにはなっています。
しかし高い価格で買ってしまって、
仕方なく塩漬け状態となっている株を安く買い取られたり、
違う企業の株と交換となってしまって投資家が損をするのは良く有る話です。
まとめ
持株会社が買収されてしまった場合、
良い方向へ向かう可能性と、
悪い方向へ向かう可能性があります。
良い方向へ向かうのであれば、放置してても問題ありません。
問題は、悪い方向へ向かう可能性のある場合です。
起こってしまってからでは遅い、大きな損失が出る可能性があります。
そうならないように、常に持っている株の会社の情報くらいは常にアンテナを張っておきましょう。
(※無論、経済全体にアンテナを張り巡らせておくに越したことはないですが。)
より良い人生を目指して。
magoP