クラシック音楽は、頭に良い?~とりあえずカノン聴いとこか。~
こんぬつは、magoPです。
唐突ですが、クラシック音楽皆さん好きですか?
magoPは良く聴きます、カノンなんかは良いですよね。
ところで、クラシック音楽が脳に良いって話聞いたことありますか?
今回は、それをテーマに書いていきます。
目次【クラシック音楽は、頭に良いの?】
音楽が脳に及ぼす影響
買い物に出かければ軽快な音楽が耳に飛び込んできて購買意欲を掻き立てられるような気分になったり、カフェではリラックスできる音楽が流れ、コーヒーがより一層美味しく感じられたりします。ある会社では、厳選されたBGMを流すことによって仕事の効率に好影響を与えているといった話題も耳にします。
そんな中、特にクラシック音楽は脳を活性化させる効果があるとも言われ、それをテーマにしたCDが売られていたり、YouTubeでもコンピレーションBGMとして気軽に聴くことができたりするため、その注目度も伺い知れます。
胎教の大切さもよく話されていますが、そこでクラシック音楽が話題に上がることも少なくありません。
クラシック鑑賞が趣味と聞くと、何となく「頭が良さそう!」といったイメージを持つ方もいるのではないでしょうか?
クラシックが脳に与える影響を研究した事例は90年代のアメリカに遡ります。大学生を対象に、人間にクラシックを聴かせた場合とそうでない場合に脳にもたらす影響を検証したもので、実際にクラシックを聴いた場合はそれ以外の音楽や無音の状態に比べて脳に好影響を与えていたという内容です。
その後、この現象に対する議論や研究が重ねられ、本当のところはどうなのか、未だ曖昧であるとする主張も存在していますが、クラシック、あるいは音楽全般が人間に何かしら良い影響を与えているのは事実と言えるでしょう。
科学的な根拠はあるの?
脳の構造とその役割
脳は大きく分けると旧脳(旧皮質・古皮質)と脳(新皮質)に分けられます。
それ以外の脳の細かい分析は難しくなるのでここでは控えますが、それぞれの役割を簡単に示すと、旧脳は動物的な欲求、いわゆる食欲・性欲・睡眠欲といった三大欲求を司っています。それに対して新脳はその旧脳の働きを抑制する、より高次な働きをする部分と言えます。
音楽を聴いた時の脳の動きとして、旧脳はリズムを認知し、新脳はハーモニーやメロディを認知すると言われています。すなわち、音楽は旧脳・新脳どちらに対しても刺激を与えるため、脳はより一層活性化されるのです。
同じ音楽でも、その要素によって働きかける脳の部分が異なるとなると、鍛えたい脳の箇所によって、音楽のテイストを変えるといったこともできるかもしれませんね。
神経伝達物質の分泌による脳の活性化
音楽を聴くことで脳が刺激され、体内にはドーパミンが分泌されます。
ドーパミンとは、簡単にいうと幸せをもたらす脳内ホルモンと言われている物質です。ちなみにこの物質は、音楽を聴くだけでなく、運動をしたり、美味しいものを食べることでも増加するとてもハッピーな物質なのです。
ドーパミンが分泌されてポジティブな感情が高まると、更にβエンドルフィンという脳内物質が分泌されます。この物質は喜びを感じたり、痛みを抑えたりする働きがあると言われており、いわゆるランナーズハイのような状態を作り出してくれます。
音楽を聴くことが、結果的に脳の活性化につながり心身ともに健康である状態が作り出せるとなると、病院いらずとまでは言えませんが、ポジティブで健康な毎日が送れそうです。
実は、脳を活性化させるクラシック音楽
クラシックの特上
クラシックの特徴を一言で表すと、難解であることと言えます。演奏形態は、主に管弦楽曲・室内楽曲・器楽曲・声楽曲とあり形態にもよりますが様々な楽器が用いられます。
また、その楽曲の中でも、それを構成するスタイルも細かく分かれています。一部形式、ソナタ形式、ロンド形式などは耳にすることがあるのではないでしょうか。もちろんモーツァルトの楽曲にも様々なスタイルが存在します。
その複雑さゆえに、何気なく聞いているようでも脳の中には多くの情報が取り込まれ、それを処理しようとする活動が脳を活性化させているのです。
人間の特徴として、難しい情報を理解した場合、簡単な情報の時よりも感情に大きな影響を及ぼすと言われています。そのため、一般的に複雑な楽曲が多いクラシックは、脳を活性化する要因と言われているのです。
クラシック以外の音楽による影響
クラシック以外の音楽にも難解な音楽はたくさん存在します。
例えばジャズも難しいと言われる音楽ジャンルの一つで、使われるコードの幅広さや、リズムの取り方も独特ですよね。実験音楽やノイズミュージックなども、メロディのつかみにくさや崩されたハーモニーによって、理解をより一層困難にさせています。
それに対してロックやポップスなどは、曲にもよりますが基本的にはシンプルかつ少ないコードで展開される音楽が多いため、それだけキャッチーで聴きやすく、ある意味では脳への刺激が少ないと言えます。また、このような音楽の多くはボーカルが入ることが多く、その結果脳は「音楽」としてではなく「言語」として理解しようとするため、脳が活性化される部分が異なってくると言われています。
となると、必ずしもクラシックだけが脳を活性化させる訳ではないと言えそうです。しかしその性質から、より効果的であるのは間違いなさそうです。
クラシック音楽を聴くことによる様々な効果
クラシック音楽のリラックス効果
クラシック音楽には癒しの効果があるとも言われています。科学的な研究がなされていることは勿論ですが、そうでなくてもクラシックを聴くとリラックした気分になるのは間違いないですよね。
クラシックにはゆっくりとしたテンポの曲が多く、それが人間の心拍数に近いため、より一層リラックスできるそうです。
クラシックを聴いていたらあまりの心地よさにウトウトしてしまった…という経験がある人もいるのではないでしょうか。
この効果を利用して睡眠の質を上げることもできるため、睡眠時の音楽としてクラシックを活用している人も多いようです。
また、クラシック音楽は右脳を刺激すると言われています。私たちは日常生活では主に左脳を使っていることが多いため、クラシックで右脳が刺激されることで、日頃酷使されている左脳が休まり、脳の疲労回復にも繋がるのです。
クラシック音楽で勉強効率アップ
私たちは、リラックスしている時には時間の流れもゆったりと感じられるそうです。
そのため勉強や読書をする際にクラシックを流すことで、落ち着いた心理状態で集中することができ、その効果が高まると言われています。
とは言え、集中したい時は無音でないとはかどらないという人もいると思います。また普段からクラシックは聴き慣れていて、メロディもどんどん飛び込んでくるので気が散ってしまう…となるともちろん逆効果になってしまいます。
その場合は勉強中ではなく、始める前に聞いてみたりするのも効果的です。もしくは、クラシックにこだわらず、ダウンテンポで曲調に変化のある曲などを選ぶことで、同じような効果を得られることでしょう。
脳に良い影響を与えるのはどういった状況の時なのか、といった特徴を押さえておくことで、クラシックに限定することなく自分に合った曲で身体をコントロールできるようになるのではないでしょうか。
終わりに
今回はクラシック音楽を聴くことによる効用を纏めました。
かくいうmagoPもクラシックが大好きです。
先ほども述べた通り、カノンはもちろん、G線上のアリアなどゆったりした曲が大好きです。
心も落ち着きますので、是非皆さんも聴いてみてくださいね。
それでは。
より良い人生を目指して。
magoP
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